色々なセミナー、講義がリモートで行われる中、先日、一般社団法人日本床矯正研究会主催のベーシックセミナーが行われました。ソーシャルディスタンスの関係もあり人数制限があったものの、たくさんの方が参加されとてもいいセミナーとなりました。
ベーシックセミナーですので、基本的なことを中心な講演でした。私たち歯医者は名探偵になり、なぜお子さんが機能障害があるのか、悪習癖があるのか、普通じゃないのかを探し、そして理由を見つけ、解決策を提案する。ただ歯を治すだけではなく、子供を良い大人と成長させるために歯医者として、親として何をするべきか。とても面白い分野です。
一番良い例が、子供がブドウを喉に詰まらせる。これは与えた幼稚園が悪いのか?緊急時の対応についてはそうかもしれませんが、それよりも葡萄が飲み込めない方が問題なのでは?嚥下には舌を使います。舌は7つの筋肉に分けることができます。ブドウを飲み込めないということは、舌の筋肉の発育不全による嚥下障害ということです。ご老人が餅を詰まらせて窒息する、これも筋肉の機能低下が原因です。食育って重要ですね。
私は毎回箸休めのプレゼンを行います。今回は新型コロナウイルスの正しい知識、ニュースや報道のウソ、おしゃれマスクと床矯正、少子化における小児歯科のビジネススタイル、先天的欠損歯へのアプローチ等を話しました。やっぱりウェビナーより良いですねw
来週は大阪でベーシックセミナーを行います。久々に大阪の友達に会いたいです。