スクリューの拡大量について

側方移動用の拡大スクリュー、カタログには「最大7.5mm拡大」と書かれていますが、メーカーによれば6mmで安全装置が働きスクリューが空回りすることがあるそうです。これは最大拡大まで使用した際に、スクリュが外れて床装置がバラバラになることを防止するためです。この空回りが始まるのはもによって異なるそうで、最短で6mmだそうです。

これが空回りが床装置です。5〜6mmの拡大後、スクリューに抵抗性がなくなり空回りしていました。大抵のスクリューは7mmは拡大するのですが、、、このような状態になったら、まだ拡大量が必要かを診断します。拡大が必要な場合は、印象し新たに拡大床を製作します。この回りきった床装置は、新しい拡大床が届くまでの保定装置として使用しましょう。その際に、拡大してできた隙間ならびに床と粘膜面間をレジンで埋めることで、破折防止・清掃性の向上・維持力の強化などが期待できます。次の床装置が届くまでの短い間ですが、拡大中の歯牙は容易に後戻りするので、短時間でも保定が必要と思われます。

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